一体わが国は、どこへ向かおうとしているのでしょうか。 国民の憂いは一層切実で深刻になっております。 こうした悪弊、悪風を断つには、その根を改める以外にない。 すなわち、政治を託せる有為な青壮年を育て、併せて各階のリーダーとなる人を作っていく。 迂遠なようであっても、これを抜きにしては、根なしの樹木を植えるような物で花は咲かない。 急がば回れとも申します。 人材養成こそ国家の根本、政治の根本です。 私が敬慕する陽明学の始祖・王陽明先生の言を借りれば、「天下、これを信ずるも多しと為さず、一人これを信ずるも少なしと為さず」と、言う気概と信念を持った人材を育成していく。 この言葉の意味は「世の中の多くの人たちが信じても、だからと言ってそれで良いと言うわけではない。少数でいい、いや自分一人でもいい。天が与えてくれた、この尊いわが良知を信じ、それを行けばよいのだ。」という志の高い人物です。 自民党の再生は、こと一政党の再生ではない。 国家の再生であり、またそのためには、決死の覚悟がなければならない。 このぐんま政治塾が、志を同じうする人たちの切磋琢磨により、やがて政治家はもとより、真の人物の鍛錬道場になるよう、務めて参りたいと思います。 ![]() |