自民党ぐんま政治塾の
開校にあたり
わが国はどこへ向かおうとしているのでしょうか。いま政治は混迷し、国の進むべき羅針盤は定まらず、選挙至上主義は世論におもね、そのため国民良心からかえって遊離し、役人はかつての気骨や倫理観もなく、軽薄なジャーナリズムが蔓延し、教育は人格形成からおよそ遠く、遊惰と享楽の風が世を覆い、国民道徳は地を掃って国家の安全保障に対する危機感もない。

一体わが国は、どこへ向かおうとしているのでしょうか。
国民の憂いは一層切実で深刻になっております。
こうした悪弊、悪風を断つには、その根を改める以外にない。

すなわち、政治を託せる有為な青壮年を育て、併せて各階のリーダーとなる人を作っていく。
迂遠なようであっても、これを抜きにしては、根なしの樹木を植えるような物で花は咲かない。

急がば回れとも申します。
人材養成こそ国家の根本、政治の根本です。

私が敬慕する陽明学の始祖・王陽明先生の言を借りれば、「天下、これを信ずるも多しと為さず、一人これを信ずるも少なしと為さず」と、言う気概と信念を持った人材を育成していく。
この言葉の意味は「世の中の多くの人たちが信じても、だからと言ってそれで良いと言うわけではない。少数でいい、いや自分一人でもいい。天が与えてくれた、この尊いわが良知を信じ、それを行けばよいのだ。」という志の高い人物です。

自民党の再生は、こと一政党の再生ではない。
国家の再生であり、またそのためには、決死の覚悟がなければならない。
このぐんま政治塾が、志を同じうする人たちの切磋琢磨により、やがて政治家はもとより、真の人物の鍛錬道場になるよう、務めて参りたいと思います。